第22章 オーバーホール
緑谷「ごめんね、僕たちのせいで…」
『そんなことない……本当は止めたかった…。どんどん傷ついていく2人を見るのは辛かった…』
緑谷「さん…」
『でも…2人には必要な戦いだったのかなっても思えてきて…。でも見始めた時はどうしたらいいかわからない気持ちになって…先生に連絡しちゃったの……ごめんなさい…』
緑谷「そんな…!!悪いのは僕たちなんだ…!だから頭を上げて…?」
緑谷はの頭を撫でた
緑谷「心配させちゃってごめんね。でも大丈夫」
『……うん…!』
緑谷「うわあああ!ごめん!頭撫でたりして…!」
『ううん、嬉しい。ありがとう』
緑谷「…っ(可愛い…)」
は緑谷の部屋を出た
そして爆豪の部屋へ向かった
コンコンッ
ガチャッ
爆豪「ホントに来たのかよ」
『言ったでしょ。少しだけでも治させてって』
爆豪「………」
は爆豪の部屋へ入った
爆豪を座らせて手を握って歌いだした
『~♪~♪~♪~…』
爆豪「礼は言わねぇからな」
『うん、私がしたくてしたからいいよ。それじゃ…』
ガシッ
立ち上がろうとした瞬間に腕を握られた
『わっ』
爆豪「……悪かった」
『え…』
爆豪「目ぇ赤え。また泣いてたんか」
の頬を触った
『……ごめん…泣き虫で…』
爆豪「……」
腕を引き寄せ自分の腕の中におさめた
『爆豪…くん…?』
爆豪「泣かせて悪かったよ」
『……あのね…爆豪くんだけじゃないよ…オールマイトを終わらせちゃったの…私も同じ…』
爆豪「………」
『爆豪くんも頼ってよ…辛かったら言ってよ…仲間…でしょ…?』
爆豪「…ん」
『(いつもより素直……珍しい……)』
腕の力が少し強まった
『…?』
気になって爆豪の方を見た
爆豪「……んだよ」
いつもより穏やかな優しい顔そこにあった
『そんな顔できるんだね…』
爆豪「ああ…?どんな顔だよ」
『すごく優しい顔』
爆豪「何だそりゃ」
『ふふっ』
爆豪「…っ……もう部屋帰れ」
『うん、わかった』
爆豪「…あんがとな」
『ううん、おやすみ』
爆豪「……おう」
は自分の部屋へ戻っていった
爆豪「(クソ…っ…心臓うるせェ…!)」