第21章 番外編:二人の英雄
エレベーターの中から出てきたのは男2人
緑谷「あっ…あの服装…会場にいたヴィランだ…」
「ガキはこの中にいるらしい」
「面倒なところに入りやがって…」
麗日「こっちに来る…!」
飯田「静かに…!」
峰田「来るな…来るな…!」
「見つけたぞクソガキども!」
『…っ』
爆豪「ああ?今何つったてめェ…」
緑谷「かっちゃん…切島くん…!」
「お前らここで何をしている」
爆豪「そんなの俺が聞きてぇ…」
切島「ここは俺に任せろ、な!あの…俺ら道に迷ってしまって、レセプション会場ってどこに行けば…」
峰田「道に迷って何で80階まで来るんだよ…!」
「見え透いた嘘ついてんじゃねえぞ!!」
ヴィランの手のひらが変形し、波動のようなものが切島に向かっていく
爆豪「個性を…!」
緑谷「切島くん!」
キィィィィン……!
巨大な氷が切島の前に現れ、攻撃を止めた
爆豪「この個性は…!」
切島「轟…!?」
ガシャン!!ガシャン!!
破壊する音が聞こえる
轟「チッ…俺たちで時間を稼ぐ。上に行く道を探せ」
轟は氷でみんなを上にある通路へ運んだ
緑谷「轟くん!」
飯田「君は…!」
轟「いいから行け!」
『焦凍くん!』
轟「ここを片付けたらすぐに追いかける」
『……わかった!』
走り、飯田は扉を壊した
しかし隔壁が閉まっており進めない
飯田「くっ…こっちもダメか…!」
峰田「おいおいどうすんだよ…!オイラたち完全に袋のネズミじゃねえか…!」
上鳴「ここまでかよー…」
緑谷「…あっ、メリッサさん、あの天井、扉みたいなものが見えませんか?あそこ…!」
メリッサ「日照システムのメンテナンスルーム…」
飯田「あの構造なら非常用のハシゴがあるのでは?」
メリッサ「確かに手動式のがあるけど…中からしか開ける事はできないわ」
麗日「ここまで来たのに…」
八百万「…まだ可能性はありますわ」
「「「!」」」
八百万「えいっ」
八百万は小型爆弾を作り扉を破壊
八百万「通風口の隙間から外に出て、外壁を伝って上の階に」
麗日「そうか!上にも同じものがあれば…」
メリッサ「中に入れるわ!」
緑谷「狭い通風口に入れて外壁を伝って行くには…」
みんなが峰田を見た
峰田「えっ?」