第21章 番外編：二人の英雄

メリッサ「ヴィランの監視を逃れ最上階まで行くことができれば…皆を助けられるかもしれない…！」

緑谷「メリッサさん…」

耳郎「監視を逃れるってどうやって？」

メリッサ「現時点で私たちに実害は無いわ。ヴィランたちは警備システムの扱いに慣れてないと思う」

轟「戦いを回避してシステムを元に戻すか…なるほど」

上鳴「それならイケんじゃね？」

耳郎「だよね！」

八百万「しかし最上階にはヴィランが待ち構えてますわ」

緑谷「戦う必要はないんだ」

八百万「えっ？」

緑谷「システムを元に戻せば、人質やオールマイトたちが解放される。そうなれば状況は一気に逆転するはず…！」

麗日「デクくん、ちゃん！行こう！」

『お茶子ちゃん…』

麗日「私たちに出来ることがあるのに、何もしないでいるのは嫌だ！そんなの、ヒーローになるならない以前の問題だと思う！」

緑谷「うん、困っている人たちを助けよう。人として当たり前のことをしよう！」

麗日「おう！」

轟「俺も行くぜ」

耳郎「ウチも」

緑谷「轟くん！」

麗日「響香ちゃん！」

飯田「これ以上無理だと判断したら引き返す。その条件が飲めるなら俺も行こう」

緑谷「飯田くん！」

八百万「そういうことであれば私も」

『百ちゃん！』

上鳴「よっしゃ、俺も！」

緑谷「上鳴くん！」

峰田「あーもうわかったよ！行けばいいんだろ行けば！！」

緑谷「ありがとう峰田くん！」

上鳴「いっちょやってやろうぜ峰田！」

麗日「頑張ろう峰田くん！」

緑谷「メリッサさんはここで待っていてください」

メリッサ「私も行くわ」

緑谷「えっ…でもメリッサさんには個性が…」

メリッサ「この中に警備システムの設定変更ができる人いる？」

上鳴「あっ…」

メリッサ「私はアカデミーの学生。役に立てると思う」

緑谷「でも…」

メリッサ「最上階に行くまでは…足手まといにしかならないけど…私にもみんなを守らせて！」

緑谷「あっ…」

メリッサ「お願い！」

緑谷「…分かりました。行きましょう、みんなを助けに！」

メリッサ「…！ええ！」


緑谷はオールマイトに伝えに行った

目を見ればきっと何をしようとしてるかわかるだろう


緑谷と合流し、目を見て頷いた

飯田「行くぞ！」

「「「『おお！！』」」」