第21章 番外編:二人の英雄
『わぁ…!可愛い…!』
耳郎「うう…ウチこういう格好はその、何というか…」
上鳴「馬子にも衣装ってやつだな!」
峰田「女の殺し屋みてぇ」
耳郎のイヤホンジャックが2人に刺さった
上鳴・峰田「ぎゃあああああ!」
耳郎「黙れ」
上鳴「何だよ俺褒めたじゃんか…!」
耳郎「褒めてない」
麗日「正装なんて初めてだ!八百万さんに借りたんだけど…」
緑谷「に…似合ってるよ、うん、すごく…」
麗日「えー!デクくんたらお世辞なんか言わんでいいって!!」
恥ずかしさのあまり手をブンブン振る麗日
飯田「麗日くん!?」
ピピッ…ガシャン…
エレベーターが開きメリッサも合流した
メリッサ「デクくんたちまだここにいたの?パーティー始まってるわよ!」
峰田「真打ち登場だぜ…!」
上鳴「やべよ峰田、俺どうにかなっちまうよどうしよう〜…!」
耳郎「どうにでもなれ」
『ふふっ』
飯田「爆豪くんと切島くんがまだ来ないな…まったく…」
飯田は2人に電話をかけた
飯田「………ダメだ。爆豪くん切島くんのどちらの携帯にも応答がない」
『どうしたんだろう…』
ビー!ビー!ビー!
「「「『!!?』」」」
【I・アイランド管理システムよりお知らせします。警備システムにより、I・エキスポエリアに爆発物が仕掛けられたという情報を入手。I・アイランドは現時刻をもって厳重警戒モードに移行します】
『爆発物って…』
【今から10分以降の外出者は警告なく身柄を拘束されます】
ガコンッ
緑谷「!」
【また、主要施設は警備システムによって強制的に封鎖されます。繰り返します――】
窓にはシャッターが次々と閉められた
轟「携帯が圏外だ。情報関係は全て遮断されちまったらしい」
峰田「マジかよ…」
耳郎「エレベーターも反応ないよ」
峰田「マジかよ…!」
メリッサ「爆発物が設置されただけで…警備システムが厳戒モードになるなんて…」
緑谷「…飯田くん、パーティー会場に行こう」
飯田「なせだい?」
緑谷「会場にはオールマイトが来てるんだ」
「「「!」」」
麗日「オールマイトが!?」
峰田「何だ、それなら心配いらねえな」