第20章 番外編:愛で地球を救え
飯田「さて…どうするか…」
緑谷「とにかく…店内にいるヴィランと人質の人数を確認しなきゃ…」
爆豪「麗日、お前行け」
麗日「1人だけで?」
爆豪「ぞろぞろ行ったらヴィランに気づかれるだろうが。あの上の窓から中を覗けばいいんだよ」
麗日「う…うん、わかった」
爆豪「、お前は裏にヴィランがいないか確認してこい」
『うん』
蛙吹「危険じゃないかしら…」
轟「なら、ヴィランの気を逸らせばいい」
轟は宝石店へ電話をかけた
轟「……ヴィラン役はオールマイトだ。プロヒーローだ。犯人だな?…人質は無事か」
緑谷「ヴィランは右手、人質は左手で教えて」
麗日「わかった」
『うん』
轟「人質を開放しろ。要求があれば聞く」
『行こう、お茶子ちゃん』
麗日「うん」
麗日は息を吸い込んで浮かび、窓へ
も空へ上がり店の裏側へ
『(裏に人影なし…っと)』
上に上がり両手で0を作ってみんなに知らせた
緑谷「ヴィラン1、人質3。裏は0」
飯田「2人とも…!そこで、待機だ…!」
腕でTを作り待機だと知らされた
『大丈夫かなぁ……こういう慎重な場面だと爆豪くんが……』
上から見ていると爆豪が先人切って飛び出した
『……やっぱり…』
はすぐに裏口へ下りた
ドォン!!パリーン!!
『犯人はいない…よし、このまま中に…』
みんなのいる入り口の方へ向かう
『えっ………』
そこには倒れている犯人と血のついたナイフ
緑谷「ヴィランが…死んでる…」
蛙吹が犯人の目の前に行き、髪で鼻を擽らせた
オールマイト「オ…オフ…」
蛙吹「実際には死んでないけど…死んでいる、という設定なのね」
麗日「って、爆豪くんの爆破で死んじゃったとか?」
爆豪「そこまで威力は高めてねえ。ってかお前、上から見てなかったのか!?」
麗日「爆破の煙で何も見えんかったんよ」
爆豪「チッ…」
轟「凶器は血のついたナイフ」
『裏口からも人の出入りはなかったよ』
飯田「現場は警察官に包囲され…人の出入りがなかったと仮定すると…ヴィランを殺した犯人は人質の中にいる」
緑谷「待って飯田くん、決めつけるのは早すぎるよ。とにかく、人質だった人たちから話を聞こう」
蛙吹「そうね。現場の状況を知らないと」