第19章 てめェの“個性”の話だ
目良《皆さん長いことお疲れ様でした。これより発表を行いますが…その前に一言。採点方式についてです。我々ヒーロー公安委員会とHUCの皆さんによる2重の減点方式であなた方を見されてもらいました。つまり…危機的状況でどれだけ間違いのない行動を取れたかを審査しています》
夜嵐「………」
目良《とりあえず合格点の方は五十音順で名前が載っています。今の言葉を踏まえて上でご確認ください…》
モニターに名前が映し出された
「結構受かってるな!!」
「あ!私あったァ!やったァ!!」
爆豪「ばッ!!!」
『あ、あった…!!』
緑谷「み、み…み…み…」
峰田「みみみみみみみみみみみ」
緑谷「!!」
『デクくん!!あったね!!』
緑谷「うんっ!!」
峰田「峰田実!あったぜ!」
耳郎「あったァ…」
飯田「あるぞ!!」
障子「よし…」
瀬呂「コエーー」
麗日「麗日ァ!!」
常闇「フッ」
尾白「よかった…」
青山「メルスィ!」
砂藤「あったぜ!」
口田「!」
芦戸「わー!!」
八百万「点滴穿石ですわ」
蛙吹「ケロッ」
葉隠「やったーー!」
上鳴「っしェーい!!」
切島「あった…けど」
爆豪「ねえ!!」
『(焦凍くんの名前……やっぱりない……)』
夜嵐「轟!!」
轟「………」
夜嵐「ごめん!!」
轟「!!」
夜嵐は地面に頭を振り下ろした
夜嵐「あんたが合格逃したのは俺のせいだ!!俺の心の狭さの!!ごめん!!」
轟「……元々俺がまいた種だし…よせよ。お前が直球でぶつけてきて気づけたこともあるから」
芦戸「轟…落ちたの?」
瀬呂「ウチのツートップが両方落ちてんのかよ!」
上鳴「暴言改めよ?言葉って大事よ」
爆豪「黙ってろ殺すぞ…!」
峰田「両者ともトップクラスであるが故に自分本位な部分が仇となったわけである。ヒエラルキー崩れたり」
飯田は峰田を掴んで轟から離した
緑谷「轟くん…」
八百万「轟さん…」
『………』
目良《えー、全員ご確認頂けたでしょうか?続きましてプリントをお配りします。採点内容が詳しく記載されてますのでしっかり目を通しておいて下さい》
「さん」
『ありがとうございます』