第18章 THE試験
ボールがこちら目掛けて飛んでくる
轟は炎でボールの威力を下げた
「やるやる~、さすがは雄英体育祭準優勝者、轟くんだっけ?」
建物の上に忍者のような格好をした人が10人
「しかし彼女連れて行動するなんてすごいね、余裕ありまくり」
「でもさ、いくら雄英だからってまずいっしょ!」
「2対10だよ?どうすんの?」
轟「助かる。探す手間が省けた」
「フフッ、かっこいいね」
一斉にボールを投げる
は風でボールを弾き飛ばした
「「チッ!」」
轟はその隙に地面から彼らの足場へと氷を張り足を固めた
「うっ!あっ…!」
「くそっ、動かねえ!」
轟「お前ら…本当に体育祭見てたのか?」
「もちろん見てたよ!」
1人が投げたボルトは大きくなって轟の氷と激突した
『わっ、でかっ!』
轟「物を大きくする個性か」
「まだまだ!!」
大きくなった釘やボルトが轟の氷目掛けて飛んでくる
轟「最大を出すか」
『待って、掴まって!』
轟「!」
は空に飛び上がった
それと同時に氷が砕け、ボルトが向かってくる
ボルトに向かって炎を出すか威力が弱まらない
はそれを空中で避けた
轟「全部溶かせないにしても全く影響がねえ…!」
「ただの金属じゃないからね…!熱に強いタングステン使ってるわけ…!」
足元を固めていた氷を釘で割った
2人は地面へ着地
「言ったっしょ轟くん。いくら雄英だからって………余裕ありすぎだっての」
轟「……なら!」
轟は炎を向けて放った
「やれ!」
「「「おう!」」」
水と土砂で相打ち
轟「チッ」
その後に迫ってくる大きな釘やボルトを氷で防ぐ
「畳み掛けろ!!」
轟「炎には水、氷には物理攻撃……しっかりと対策を練ってやがる…!」
『ねぇ、少しの間、時間稼いでくれる?』
轟「策があんのか」
『ある』
轟「わかった」
は辺りに風を噴射し蜃気楼を作った
「女守ってるだけじゃ勝てねえぞ!」
『守られてばかりなわけないでしょ』
「「「!!!!」」」
『私の個性、まだ知らないもんね』
「何で……上に…!?」
は突風を巻き起こし生徒たちを巻き込んでいく
「うわああああ!!」
『行っくよ~!風圧スタンプ!!!』