第3章 ついに会えた
オールマイトは建物内に向かってマイクで話すが、爆豪は止まらずに攻撃
建物が大きく揺れて一部分が崩れる
「授業だぞコレ!!」
オールマイト「緑谷少年!!」
『(デクくん…!)』
爆豪は攻撃を続ける
「先生、止めた方がいいって!爆豪あいつ相当クレイジーだぜ、殺しちまうぜ!?」
オールマイト「いや……」
『(殺すまではいかないとは思うけど…たぶん。でもこのままじゃホントにデクくんが…!)』
オールマイト「爆豪少年、次それを撃ったら…強制終了で君らの負けとする。屋内戦において大規模な攻撃は守るべき牙城の損壊を招く!ヒーローとしてはもちろん、敵としても愚作だそれは!大幅減点だからな!」
爆豪は頭をかいて真っ向勝負
に見せかけてフェイント
背後に回って攻撃
轟「目眩ましを兼ねた爆破で軌道変更。そして即座にもう1回…。考えるタイプには見えねえが意外と繊細だな」
「慣性を殺しつつ有効打を加えるには左右の爆発力を微調整しなきゃなりませんしね」
「才能マンだ才能マン…ヤダヤダ」
爆豪は緑谷の腕を掴んで地面に叩き落す
「リンチだよコレ!テープを巻きつければ捕らえたことになるのに!」
「ヒーローの所業に非ず…」
「緑谷もすげえって思ったけどよ…戦闘能力に於いて爆豪は間違いなくセンスの塊だぜ」
緑谷は爆豪から離れた
「逃げてる!」
「男のすることじゃねえけど仕方ないぜ。しかし変だよな……爆豪の方が余裕なくね?」
『デクくん……』
2人同時に腕を振りかぶる
「先生!!やばそうだってコレ!先生!」
オールマイト「双方……中止……!」
オールマイトの言葉が止まった
モニターでは攻撃によって天井が壊れる
そして壊れた粉々の天井を麗日の“個性”で浮かせ、軽くした石の柱で野球のバットのように思いっきり振った
そして飯田がその石に気を取られているうちに麗日が飛び越え、核に触る
オールマイト「ヒーロー……ヒーローチーム…wi----n!!」
『勝った……』
「負けた方がほぼ無傷で…勝った方が倒れてら…」
「勝負に負けて試合に勝ったというところか」
「訓練だけど」