第3章 ついに会えた
オールマイト「ヴィランチームは先に入ってセッティングを!5分後にヒーローチームが潜入でスタートする。他の皆はモニターで観察するぞ!飯田少年、爆豪少年は敵の思考をよく学ぶように!これはほぼ実戦!ケガを恐れず思いっきりな!度が過ぎたら中断するけど……」
2チームは準備を始めた
他の生徒たちは同じビルの地下へ移動した
そこには様々な視点からのモニターが映し出されていた
そしてついに
屋内対人戦闘訓練 開始
オールマイト「さぁキミたちも考えて見るんだぞ!」
『(頑張れ…デクくん…!)』
モニターからは音声はなく、映像だけ
2チームはどちらも接戦
爆豪が緑谷に一方的な攻撃
しかし緑谷は爆豪の攻撃を読んで避ける
そして爆豪が緑谷以外の誰かと話している様子
「アイツ何話してんだ?定点カメラで音声ないとわかんねえな」
オールマイト「小型無線でコンビと話してるのさ!持ち物は+(プラス)建物の見取り図、そしてこの確保テープ!コレを相手に巻きつけた時点で「捕らえた」証明になる!!」
「制限時間は15分で「核」の場所は「ヒーロー」にも知らされないんですよね?」
オールマイト「Yes!」
「ヒーロー側が圧倒的不利ですね、コレ」
オールマイト「相澤くんにも言われたろ?アレだよ、せーの!」
「「「「Plus Ultra!!」」」」
「あ、ムッシュ、爆豪が」
みんながモニターを見る
爆豪は緑谷を攻めていく
『(爆豪くんって子供みたいだなあ…)』
緑谷の手には確保証明のテープが握られている
爆豪は焦って攻撃
そこの攻撃は避けられた
「すげえなアイツ!!“個性”使わずに渡り合ってるぞ!!入試1位と!!」
『(入試1位なんだ…本人には悪いけどそうは見えないなあ…)』
緑谷が自分に立ち向かって来ることが気に入らないみたいでいつも以上にキレているように見える
「何かすっげーイラついてる。コワッ」
別モニターでは麗日が核兵器の場所へと到達
しかし飯田のすばやい動きになかなか苦戦している
その真下に緑谷がいる
爆豪は腕を構える
『…!!…オールマイト!!止めて!!』
このままじゃヤバイ気がする
オールマイト「あぁ。爆豪少年、ストップだ。殺す気か」