第17章 番外編:優しい心
―――2年前―――
中学生の頃
仲のいい友達がいた
何でも話せる、一緒にいて楽しい親友がいた
空見 心花(そらみここな)
私の大切な親友
心花「今日帰りに寄り道してこうよ!」
「いいねー!」
心花「ねぇ、も行こうよ!」
『うん、行こうかな』
心花「決まり!」
心花のおかげで楽しい毎日だった
帰り道で寄り道して、一緒に勉強して……
この先もずっと一緒にいると思ってた
「じゃあね〜!」
心花「また明日ね〜!」
『ばいばい』
寄り道がおわりそれぞれの帰路へ
心花とは同じ方角へ歩いていた
心花「美味しかったね〜、あのケーキ!」
『だね、また行きたいな』
心花「今度あそこで勉強会しようよ!」
『うん、それとってもいい!』
心花「決まりね!」
「見つけた………」
『?』
心花「え?」
振り返るとこちらに向かって歩いてくる謎の集団が
心花「何…あれ…何かの撮影…?」
『違う……心花!』
心花「え?わっ!!」
心花の腕を掴んで走り出した
心花「ちょっと!何!?何なの!?」
『あれは…ヴィラン…!』
心花「ヴィラン…!?何でヴィランがあたしたちのこと…!」
『…っ』
後ろから攻撃されながら避けて大通りに出た
『はぁ…っ、はぁ…っ、このままヒーロー事務所に…!』
心花「何が起きてんのよ…!」
『…ごめん心花…私のせいなの…』
心花「どういうこと…?」
ドォン!!!
心花「『きゃあ!!』」
攻撃で崩れた瓦礫が心花の足に直撃した
「きゃああああああ!!」
「ヴィランだ!!」
「早く誰かヒーローに!」
『心花!』
心花「……っ」
「いつまで逃げ回るつもりだ…!」
『…っ』
心花「何なのよぉ…!」
数人のヴィランが2人に襲いかかった
心花「いやああぁ!」
は心花を庇いながら手をヴィランに向けた
ドォン!!
『!』
ヴィランに大きな雷が落ちた
「大丈夫かい君たち!」
心花「ヒーロー…」
2人はヒーローに保護された
心花はそのまま病院へ
足は大事に至らなく、治療を施してもらいそのまま帰ることができた
『足…大丈夫?』
心花「うん…大丈夫。何だったんだろうね…」
『……あのね…』