第16章 始まりの終わり 終わりの始まり
女子棟と繋がっているのは1階のため、みんなでまた下へ降りた
耳郎「まじで全員やるの…?大丈夫?」
芦戸「大丈夫でしょ多分」
耳郎「……ハズいんだけど」
―――耳郎ルーム―――
上鳴「思ってた以上にガッキガッキしてんな!」
ドラムセットやキーボード、ギターなど並ぶロックな部屋だ
葉隠「耳郎ちゃんはロッキンガールなんだねえ!!」
麗日「これ全部弾けるの!?」
耳郎「まァ一通りは…」
『かっこいい〜!!』
上鳴「女っ気のねえ部屋だ」
青山「ノン淑女☆」
上鳴と青山にイヤホンジャックが刺さった
耳郎「次行こ、次!!」
葉隠「次は私、葉隠だ!」
―――葉隠ルーム―――
葉隠「どーだ!?」
尾白「お…オォ」
上鳴「フツーに女子っぽい!ドキドキすんな」
棚の前に峰田の姿が
何かを嗅いでいた
峰田「……プルスウルトラ」
葉隠「正面突破かよ峰田くん!」
次は4階へ移動
―――芦戸ルーム―――
芦戸「じゃーん!!カワイーでしょーが!!」
「「「おォ……」」」
ショッキングピンクと黒でまとめられたパンクなお部屋
―――麗日ルーム―――
麗日「味気のない部屋でございます…」
「「「おぉ…!」」」
机にベッドに扇風機、テーブルにはおせんべいと急須が
尾白「何かこう…あまりにもフツーにフツーの女子部屋見て回ってると背徳感出てくるね…」
常闇「禁断の花園…」
緑谷「次は蛙吹さん…」
瀬呂「って、そういや梅雨ちゃんいねーな」
麗日「あ、梅雨ちゃんは気分が優れんみたい!」
上鳴「優れんのは仕方ないな。優れた時にまた見してもらおーぜ」
麗日「………」
『……?』
上鳴「じゃあ次はか!」
『恥ずかしいな……何も面白いことないけど……どーぞ』
ガチャッ
上鳴「おぉ〜!可愛い!」
葉隠「何かいい香りする!」
『あ、これ……アロマオイル』
麗日「アロマ!」
『この香り好きなの』
耳郎「これ……バイオリン…?」
『うん、そう』
八百万「バイオリン弾けるんですの?」
『前に習ってて…』
葉隠「すごおい!」