第16章 始まりの終わり 終わりの始まり
今日から新生活が始まる
『行こう、お母さん、お父さん』
悩んだ末、遺影も持っていくことにした
小さい写真だから邪魔になることはないだろう
玄関の扉を開けると外は晴れ
『さて!頑張ろう!』
は雄英に向かって歩き出した
雄英敷地内
校舎から徒歩5分の築3日
“ハイツアライアンス”
『ここが……寮…』
砂藤「でけー」
芦戸「恵まれし子らのーー!!」
みんなが揃うと同時に相澤も現れた
相澤「とりあえず1年A組、無事にまた集まれて何よりだ」
瀬呂「みんな許可降りたんだな」
葉隠「私は苦戦したよ…」
耳郎「フツーそうだよね…」
尾白「2人はガスで直接被害遭ったもんね」
蛙吹「無事集まれたのは先生もよ。会見を見た時はいなくなってしまうのかと思って悲しかったの」
麗日「うん」
相澤「………俺もびっくりさ。まァ…色々あんだろうよ。さて…!これから寮について軽く説明するがその前に1つ。当面は合宿で取る予定だった“仮免”取得に向けて動いていく」
砂藤「そういやあったな、そんな話」
芦戸「色々起きすぎて頭から抜けてたわ…」
相澤「大事な話だ、いいか。轟、切島、緑谷、八百万、飯田、この5人はあの晩あの場所へ爆豪、救出に赴いた」
「「「……!!」」」
相澤「その様子だと行く素振りは皆も把握してたワケだ。色々棚上げした上で言わせて貰うよ。オールマイトの引退がなけりゃ俺は、爆豪、、耳郎、葉隠以外全員除籍処分にしてる」
緑谷「!?」
『!』
相澤「彼の引退によってしばらくは混乱が続く…ヴィラン連合の出方が読めない以上、今雄英から人を追い出すわけにはいかないんだ。行った5人はもちろん、把握しながら止められなかった12人も。理由はどうあれ俺たちの信頼を裏切った事には変わりない」
『…っ』
相澤「正規の手続きを踏み、正規の活躍をして、信頼を取り戻してくれるとありがたい。以上!さっ!中に入るぞ、元気に行こう」
「「「「(いや待って行けないです…)」」」」
『………』
爆豪「来い」
上鳴「え?何、やだ」
爆豪は上鳴の制服を掴んで茂みに入った
バジジジジッ
「「「『!!』」」」