第14章 2日目
訓練も終わりみんなで夕食の準備
麗日「爆豪くん包丁使うのウマ!意外やわ…!!」
爆豪「意外って何だコラ!包丁に上手い下手なんざねえだろ!!」
上鳴「出た!久々に才能マン」
切島「みんな元気すぎ…」
轟「オールマイトに何か用でもあったのか?相澤先生に聞いてたろ」
緑谷「ああ…っと、うん、洸汰くんのことで…」
轟「洸汰?誰だ?」
『ほらあそこにいる……あれ、いない』
緑谷「…その子がさヒーロー…いや、個性ありきの超人社会そのものを嫌ってて。僕は何もその子の為になるような事言えなくてさ」
『(昨日の…)』
緑谷「オールマイトなら……何て返したんだろって思って…。轟くんなら何て言う?」
轟「………場合による」
緑谷「っ…そりゃ場合によるけど…!!」
轟「素性もわかんねぇ通りすがりに正論吐かれても煩わしいだけだろ。言葉単体だけで動くようならそれだけの重さだったってだけで…大事なのは“何をした・何をしてる人間に”言われるか…だ。言葉には常に行動が伴う……と思う」
緑谷「…そうだね、確かに…通りすがりが何言ってんだって感じだ」
轟「お前がそいつをどうしてえのか知らねえけど、デリケートな話にあんまズケズケ首突っ込むのもアレだぞ。そういうの気にせずぶっ壊してくるからな、お前意外と」
緑谷「…なんかすいません…」
『ふふっ』
飯田「君たち手が止まってるぞ!!最高の肉じゃがを作るんだ!!」
―――――
ピクシーボブ「…さて!腹も膨れた皿も洗った!お次は…」
芦戸「肝を試す時間だー!!」
『ひぃっ…』
相澤「その前に大変心苦しいが補習連中は…これから俺と補習授業だ」
芦戸「ウソだろ!!!!」
相澤「すまんな、日中の訓練が思ったより疎かになってたのでこっちを削る」
瀬呂「うわああ堪忍してくれえ!試させてくれえ!!」
補習組は相澤に引きずられて行った
ピクシーボブ「はい、というわけで脅かす側先攻はB組。A組は2人1組で3分置きに出発。ルートの真ん中に名前を書いたお札があるからそれを持って帰ること!」
常闇「闇の狂宴…」
麗日「(また言ってる…)」
緑谷「(賑やかしメンバーが全員いないから空気が神妙になってる)」