第14章 2日目
―――3日目 昼―――
続・個性を伸ばす特訓
相澤「補習組、動き止まってるぞ」
切島「オッス…!!」
芦戸「すいませんちょっと…眠くて…」
上鳴「昨日の補習が…」
相澤「だから言ったろキツイって」
補習組は通常就寝より4時間遅れての就寝になっている
相澤「砂藤、かみはキャパが直接死活に関わる。容量を増やすには反復して使い続けるのが基本。瀬呂は容量に加えテープの強度、射出速度の強化。芦戸も溶解液の長時間使用によって皮膚に限度があるその耐久度を強化。切島は筋力と硬度を上げることで相乗効果を狙う。そして何より期末で露呈した立ち回りの脆弱さ!!お前らが何故他より疲れているかその意味をしっかり考えて動け。麗日!」
麗日「?」
相澤「青山!」
青山「!」
相澤「お前らもだ。赤点こそ逃れたがギリギリだったぞ。30点がラインだとして35点くらいだ」
麗日「ギリギリ!」
青山「心外☆」
相澤「気を抜くなよ。皆もダラダラやるな。何をするにも原点を常に意識しとけ。向上ってのはそういうもんだ。何の為に汗かいて何の為にこうしてグチグチ言われるか常に頭に置いておけ」
緑谷「そういえば相澤先生、もう3日目ですが」
相澤「言った側からフラッと来るな」
緑谷「今回オールマイト…あ、いや他の先生方って来ないんですか?」
相澤「合宿前に言った通り、ヴィランに動向を悟られぬよう人員は必要最低限」
ラグドール「よってあちしら4人の合宿先ね」
相澤「そして特にオールマイトはヴィラン側の目的の1つと推測されている以上、来て貰うわけにはいかん。良くも悪くも目立つからこうなるんだあの人は…」
緑谷「そっか……」
『………』
ピクシーボブ「ねこねこねこ…それよりみんな!今日の晩はねぇ…クラス対抗肝試しを決行するよ!しっかり訓練した後はしっかり楽しいことがある!ザ!アメとムチ!」
『き、肝試し…!?』
拳藤「ああ…忘れてた!」
耳郎「怖いのマジやだぁ…」
常闇「闇の狂宴…」
鱗「イベントらしい事もやってくれるんだ」
物間「対抗ってところが気に入った」
ピクシーボブ「というわけで今は全力で励むのだぁ!!」
「「「イエッサァ!!!」」」