第11章 エンカウンター
―――翌日―――
相澤「………とまあそんなことがあって、ヴィランの動きを警戒し、例年使わせて頂いてる合宿先を急遽キャンセル。行き先は当日まで明かさない運びとなった」
「「「えーー!!」」」
瀬呂「もう親に言っちゃってるよ」
八百万「故にですわね…話が誰にどう伝わっているのか学校が把握出来ませんもの」
峰田「合宿自体をキャンセルしねえの英断すぎんだろ!」
爆豪「てめェ、骨折してでも殺しとけよ」
葉隠「ちょっと爆豪!緑谷とちゃんがどんな状況だったか聞いてなかった!?そもそも公共の場で個性は原則禁止だし」
爆豪「知るか。とりあえず骨が折れろ」
緑谷「かっちゃん………」
『(折れろって何…)』
そうしてあまりに濃密だった前期は幕を閉じ
夏休み
林間合宿当日
物間「え?A組補習いるの?つまり赤点取った人がいるってこと!?ええ!?おかしくない!?おかしくない!?A組はB組よりずっと優秀なハズなのにぃ!?あれれれれれれぇ!?」
『むっかぁ!やっぱりあの人嫌いぃぃ!』
緑谷「まぁまぁさん…」
トッ
拳藤が物間の首元に手刀を入れた
拳藤「ごめんな」
「物間、怖」
「体育祭じゃなんやかんやあったけど、まァよろしくねA組」
峰田「よりどりみどりかよ…!!」
切島「お前ダメだぞ、そろそろ」
飯田「A組のバスはこっちだ!席順に並びたまえ!」
相澤「1時間後に1回止まる。その後はしばらく…」
上鳴「音楽流そうぜ!夏っぽいの!チューブだチューブ!」
切島「バッカ夏といやキャロルの夏の終わりだぜ」
上鳴「終わるのかよ」
飯田「席は立つべからず!べからずなんだみんな!」
葉隠「しりとりのり!」
芦戸「りそな銀行!う!」
葉隠「ウン十万円!」
瀬呂「ポッキー食う?」
『ありがとう!』
相澤「……………」