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赤い【目】を持つ少女/ヒロアカ長編

第11章 エンカウンター




麗日は走り去ってしまった

緑谷「せっかくみんなで来たのに…」

『2人だけになっちゃったね…』

「おーー雄英の人だスゲー!サインくれよ」

緑谷「へ!?」

『おお、さすがデクくん』

「確か体育祭でボロボロんなってた奴だよな!?」

緑谷「わああ…は…はい…」

「んで確か保須事件の時にヒーロー殺しと遭遇したんだっけ?君も、すげえよなあ!」

緑谷「よくご存知で……」

『あはは…』

「いや本当信じらんないぜ、こんなとこでまた会うとは!」

緑谷「―――…!?」

『(この…声…!)』

「ここまで来ると何かあるんじゃって思うよ」

緑谷との首に手が回された

「運命……因縁めいたもんが……まぁでもお前らにとっては雄英襲撃以来になるか」

『…っ!』

「お茶でもしようか…緑谷出久… 」

『死柄木…弔…!』

死柄木「自然に…旧知の友人のように振る舞うべきだ。決して騒ぐなよ?落ち着いて呼吸を整えろよ。俺はお前らと話がしたいんだ、それだけさ。少しでもおかしな挙動を見せてみろよ?簡単だ。俺の五指が全てこの首に触れた瞬間、喉の皮膚から崩れ始め…1分と経たないうちにお前らは塵と化すぞ。お前はわかるよなぁ… 」

『…っ』

緑谷「こっこんな人ゴミで…!やったら…すぐにヒーローが…ヒーローが来て捕まるぞ…!」

死柄木「だろうな。でも見てみろよこいつらを。いつ誰が個性を振りかざしてもおかしくないってのに何で笑って群れている?法やルールってのはつまるところ、個々人のモラルが前提だ。「するわけねえ」と思い込んでんのさ。捕まるまでに20……いや30人は壊せるだろうなぁ…」

緑谷「…………」

『わかった。話を聞く』

死柄木「ハハハ、良いね。せっかくだ、腰でもかけてまったり話そうじゃないか……」

3人は近くのベンチへ腰掛けた

死柄木「だいたい何でも気に入らないんだけどさ。今一番腹が立つのはヒーロー殺しさ」

緑谷「仲間じゃないのか…?」

死柄木「俺は認めちゃいないが世間じゃそうなってる。問題はそこだ。ほとんどの人間がヒーロー殺しに目が行ってる。雄英襲撃も保須で放った脳無も……全部奴に喰われた。誰も俺を見ないんだよ。何故だ?」



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