第2章 始まり
相澤「放課後マックで談笑したかったならお生憎。これから3年間、雄英は全力で君たちに苦難を与え続ける。“Plus Ultra”さ。全力で乗り越えて来い」
『(これが雄英…もっと…もっと強くなるために…私は…!)』
相澤「さて、デモンストレーションは終わり。こっからが本番だ」
―――第1種目:50m走―――
『(足裏と手のひらに風を溜めて…)』
「よーい…スタート!」
勢いよく風を巻き起こしてゴールへ向かう
「2秒30!」
『おぉ。かなり早かった』
「おぉ!すげぇあの子!」
「超はえ~…」
「しかも可愛くね?」
その後もみんなはすごい記録を出し続ける
中でも緑谷は浮かない顔をしていた
『(緑谷くん…)』
―――第2種目:握力―――
『握力は自信ないなー…』
麗日「私も…」
『ふぬっ!!………28かぁ』
麗日「一緒くらいだぁ…」
『その他頑張ろう!』
麗日「そうだね!」
その後も立ち幅跳び、反復横とびなどの競技が終わった
麗日「すごいねぇちゃん!ほとんどの競技で高記録だよ!」
『いやいや…たまたまだよ…。あ、ほら、お茶子ちゃんの番だよ、ボール投げ』
麗日「うん!行ってきます!」
すっかり仲良くなった2人
麗日「セイ!」
麗日の投げたボールは遥か彼方に見えなくなった
ピピッ
記録は「∞」
「∞!?すげぇ!!∞が出たぞ!!」
『すごーい!!』
麗日「えへへ…///次はちゃんだよ!」
『はーいっ』
はボールを持って手のひらに思いっきり風を溜め込んで投げた
ピピッ
「30km!?」
「すげぇ!!」
麗日「ちゃんすごい!!」
『えへへ、やった♪』
そして次は緑谷の番
「緑谷くんはこのままだとマズいぞ…?」
爆豪「ったりめーだ。無個性のザコだぞ!」
「無個性!?彼が入試時に何を成したか知らんのか!?」
爆豪「は!?」
『(う…)』
緑谷は腕を振りかぶって投げた