第10章 :Reインゲニウム
爆豪「デ……!?」
緑谷「かっ…!?」
相澤「で…相手は―…」
オールマイト「私がする!」
『!』
オールマイト「協力して勝ちに来いよお二人さん!!」
相澤「それぞれステージを用意してある。11組一斉スタートだ。試験の概要については各々の対戦相手から説明される。移動は学内バスだ。時間がもったいない、速やかに乗れ」
飯田「あの!2組ずつ組むと1人余りますが…その1人は」
相澤「」
『はい』
相澤「お前は1人でやれ」
『…!…はい』
クラスがざわついた
組まされたのは生活指導担当のハウンドドック先生
『よろしくお願いします』
ハウンドドック「あぁ」
生徒たちはバスに乗り込んで戦うステージへ移動した
ハウンドドック「降りろ」
ついた場所は廃ビルが並んだような練習場
ハウンドドック「制限時間は30分。君お前の目的はこの「ハンドカフスを俺に掛ける」もしくは「お前がこのステージから脱出」だ」
ハウンドドックはにハンドカフスを渡した
『あの…どうして1人の対戦が私なんですか?』
ハウンドドック「何だ。寂しいのか」
『違います。単純に気になっただけです』
ハウンドドック「教師陣での話し合いの結果だ」
『…そうですか』
ハウンドドック「今回は実戦に近い状況での試験だ。俺をヴィランそのものと考えろ」
『わかりました』
ハウンドドックは腕や足に何かを付け始めた
『それは?』
ハウンドドック「サポート科に作ってもらったらしい。超圧縮重りだ。体重の約半分の重量だ。教師たちはみなこれを装着する。ハンデとしてな」
『なるほど…』
ハウンドドック「位置につけ、始めるぞ」
『はい(ちゃんと喋れるんだこの人……人?)』
リカバリーガール《皆位置についたね。それじゃあ今から雄英高1年、期末テストを始めるよ!レディイイ――…ゴォ!!!》