第9章 蠢く
『もう1人と距離が離れてるから…あっちが狙われて刺されたら…』
緑谷「もう1人って…」
『奥にもう1人…ヒーローが倒れてる』
緑谷「!」
飯田「2人とも手を…出すな…。君たちには関係ないだろ!!」
緑谷「何……言ってんだよ…」
『飯田くん…』
「仲間が…「助けに来た」良い台詞じゃないか。だが俺はこいつらを殺す義務がある。ぶつかり合えば当然……弱い方が淘汰されてるわけだが…さァどうする」
緑谷「!」
ヒーロー殺しの目つきが変わった
それは殺人者としての目
緑谷はスマホをを背中で操作
『!』
そして構えた
飯田「やめろ!!逃げろ!言ったろ!君たちには関係ないんだから!」
緑谷「そんな事言ったらヒーローは何も出来ないじゃないか!い……言いたいことは色々あるけど…後にする…!オールマイトが言ってたんだ。余計なお世話はヒーローの本質なんだって」
「ハァ……」
緑谷「さんは飯田くんをお願い!」
『ちょっと!1人でなんて…!!』
緑谷はヒーロー殺しに飛び込んでいった
「良い」
一気に相手の懐へ
しかしヒーロー殺しは腰のナイフに手をかける
飯田「ダメだ斬りつけられたら…」
緑谷は大勢を低くして足の間から抜けた
そしてすぐに飛び上がり上へ
緑谷「5%デトロイト…スマーッシュ!!」
『(クリーンヒット!!特訓の成果が出てる…!)』
緑谷「なっ…!!」
『デクくん!!』
刀を舐めた瞬間に緑谷の動きが止まった
『そうか…血だ…!血を舐めると相手が動けなくなるんだ…!』
「パワーが足りない。俺の動きを見きったんじゃない。視界から外れ…確実に仕留められるよう画策した…そういう動きだった。口先だけの人間はいくらでもいるが…お前は生かす価値がある」
は飯田の前に立った
飯田「逃げてくれ…!くん…!」
緑谷「さん…!!」
「女…お前も死柄木の写真で見たな……」
『!(私の情報が流れてる…)』
は走り出してヒーロー殺しの上へ
「お前は…価値があるか…?」
『知らない。確かめてみれば!』
指を銃の形に構えて撃った
『ブレイズショット!!』