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赤い【目】を持つ少女/ヒロアカ長編

第9章 蠢く




「っんだあいつ…!!」

「ヒーロー!?」

「キャアアアア!」

悲鳴の先に何かがいる

『あれって…!!』

緑谷「(脳無!?)」

グラントリノ「お前ら座ってろ!!」

緑谷「え!?」

『グラントリノさ…!!』

グラントリノは脳無に突っ込み新幹線から飛び出した

緑谷「グラントリノォ!!」

『デクくん!あそこ…!!』

少し遠くに爆炎が上がっていた

『ここ…保須市だよね…!』

緑谷「飯田くん…!!」

「落ち着いて下さい!ひとまず席にお戻り下さい!落ち着いてヒーローを待って…!」

緑谷「すみません、僕たち出ます!!」

「ええ!?」

『すみません!』

「君たち!!ちょっと!!危ないって!!」

2人はグラントリノの元へ向かった

人々は悲鳴を上げながら逃げていく


「天哉くーん!!」

緑谷「『!』」

知っている名前に振り向いた

そこは脳無が蔓延る地獄絵図のような光景だった

『何で…こんなに脳無が……!?』

「何でこんな時に限ってどっか行っちゃうんだ!!」

声の主は飯田の職場体験先のヒーローだった

「こら邪魔だよ!下がってて!!私らが食い止めてる!警察の避難誘導に従いな!」

緑谷「わっ!すいっすいません!」

緑谷の服をが掴んだ

緑谷「さん…?」

『ねぇ…もしかして…飯田くん……ヒーロー殺しを見つけたんじゃ…』

緑谷「!」

2人は走り出した

緑谷の予想を頼りに虱潰しに探し回り


見つけた


緑谷「SMAASSH!!!」

『ブレイズショット!!』


飯田「緑谷…くん…!?くん…!?」

緑谷「助けに来たよ飯田くん」

『お待たせ』

緑谷「よかった、ビンゴだ」

飯田「2人が…何故…!?」

『ワイドショーでやってた情報を頼りに来たの』

緑谷「ヒーロー殺し被害者の6割が人気のない街の死角で発見されてる。だから…騒ぎの中心からノーマルヒーロー事務所辺りの路地裏を…虱潰しに探してきた!」

『飯田くん動ける!?大通りに出たほうがいい!』

緑谷「プロの応援が必要だ!」

飯田「身体を動かせない…!斬りつけられてから…恐らく奴の個性…」

緑谷「それも推測されてた通りだ……斬るのが発動条件ってことか…?さん、飯田くんのこと…」


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