• テキストサイズ

私は変態な貴方に愛されたくはないっ‼︎(完)

第40章 そしていつもの日常に戻り……(完)


「……美月、何か俺の彼女が冷たいんだ……慰めてくれ……」

博臣はフラフラと華菜の前から離れ、代わりに美月が座っているほうへと向かいながらそんなことを呟いていた。

「なぁー…美月〜頼むから俺を……」
「煩いわね、兄貴っ! 邪魔しないで!!」
「……華菜だけじゃなく、美月まで冷たいとか酷いじゃないかっ……!!」

博臣は傷ついた表情で嘆いた。

「私が兄貴に冷たいのはいつものことじゃない」
「……じゃあ、華菜は何でここ最近俺に冷たいんだ?」

博臣は暗い表情で美月に目を向け、尋ねた。

「ここ最近、兄貴が鬱陶しいんですって」
「……なっ!? そう、だったの、か……っ……!?」

博臣は涙を浮かべ、その場にへたり込むようにして崩れ落ちた。


/ 246ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp