第25章 博臣先輩の家。
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「こ、ここが博臣先輩の家……」
私はそう呟きながら家のインターホンを押した。
暫くして
『はい……』と、インターホン越しに女の人の声がした。
(……誰だろ?)
そんなふうに思いながらも私は声を出した。
「あ、あの……私、博臣先輩の後輩で春野華菜と言いますっ!」
『華菜さん……? ……あぁ、少々お待ち下さい』
私が伝えた言葉を聞いた後、女の人はそう答えた。
…………
……
暫く待っていると玄関のドアが開き、女の人が顔を出した。
「どうぞ」
「えっ、あの?」
「いいから入って?」
その女の人は出てきてすぐにそう言って私を家の中へと招き入れた……。