第185章 〜後日談〜Halloweenイタズラ〜全員
それから、六人は待ち時間の少ないアトラクションから、順番に回り……
3D映像アトラクション。
コーヒーカップ、コースター、バイキング意外と絶叫系が乗れた六人は、満喫。
貸し出し用の衣装は、後で洗濯する為、ある程度の汚れや水濡れは大丈夫だと、係員から聞き……昼食前に、急流滑りのアトラクションへ最後に向かった。
しかし……
ここで意外な二人が脱落。
「ごめん!!昼食場所確保しておくから!」
「俺も、パスだ。バイキング二回目あたりから、気分悪りぃ」
実は、高所恐怖症の弓乃。ジェットコースターやバイキングなどの動きが速いものは大丈夫だったが、ただ高いのは苦手。政宗は弓乃にせがまれ、二回目バイキングを乗った辺りで、限界がきていた。
大丈夫?そんな二人をひまりは、心配そうに眉を下げ声をかける。
「ほら気にせずに、行っておいで!場所確保できたら、メールするから!」
弓乃と政宗は暫くベンチで休んでおくからと、伝え。
「お言葉に甘えて、いきましょう」
「一時間もあれば、戻って来れるし。行くよひまり」
三成と家康が歩き出すと、副部長はひまりの背中を軽く押し……
「二人きりのが、進展あるかもよ」
耳打ち。
あ、そっか。ひまりもそのことに気づき、ベンチから離れる。
「場所は後で皆んなで探せば良いから、ゆっくり休んでね!」
「「了解」」
政宗と弓乃はベンチに腰をかけたまま、息ピッタリにそう返事をした。
pm.12:30
政宗に絶賛片思い中の弓乃。
まだ、心を見せない政宗。
ハロウィンに因んだイタズラで、
進展はあるのか?ないのか?
イタズラを仕掛けるのは……。