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イケメン戦国〜天邪鬼と学園生活〜
第139章 涙色の答案用紙(3)※家康様side
裏庭について。
真っ先に石碑に触れる。
ここに約五百年の歴史が眠る。
想像も出来ないような時間が流れ……
それでも、残っている。
運命で巡り合い……。
俺は陽気の良さと残暑を感じながら、カッターシャツの袖を折り曲げ、芝生の上に寝転ぶ。
ハートの栞が挟んであるページ。
そこに手紙を差し込み飛んでかないようにして、他の適当なページを開ける。
(狸寝入りでもして、待つか)
眩しい光を遮るように、本を顔の上に乗せた。
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