第126章 『星屑の夜景screen』※R18
狭い車内の中。
「ちゃんと、手ついて頭だけ気をつけて」
ひまりに怪我させたくないから。
家康の優しい声。
私はまだ意識が完全に取り戻せない中。コクコクと頷いて、リアウィンドウに両手をつくと……
次の瞬間……
「っ……あぁっ……!!」
不意に腰を掴まれ引き寄せられたと思ったら、いきなり奥まで突かれる。
「優しくしてあげ、たいトコだけど……ご、めん。思ってた以上に、俺が我慢…でき…な、い」
「あっ、……はぁ、あっ…」
私の喘ぐ声。
家康の苦しげに繋ぐ言葉。
腰の動きに合わせて、車体が大きく揺れる。
「ほ、らっ……顔上げないと夜景、見れない……っ」
「……はぁっ…、無理、だ……よっ」
家康の激しい動きを受け止めながら、私は必死にウィンドウに縋り付くように手をつく。
「あ、げて。ひまりの顔、見たいから….…っ…」
「はぁ、はぁ……っ」
お互いの息遣いで、夜景を写すスクリーン窓は白く曇り始めて、全然見れなくて……
「俺は夜景なんか、より…っ…ひまりが見たい……っ……」
そんな風に言われたら……。
そんな風に求められたら……。
「い、えや……す……あっ、んっ」
水族館のガラス越しで見つめ合ったみたいに、私達は今度はウィンドウ越しに自分達の乱れる姿を見て……
「綺麗…で…色っぽくて……やばい…っ」
家康は私を見つめたまま、打ち付ける腰の強さでその気持ちを届けてくれる。
初めての体験と、甘い台詞に絶え間なく蜜がぐちゅぐちゅと水音を立て、キュッと、家康の突き上げるモノをどんどん締め付け……
「あぁっ……は、激しい……っ」
「ひまり……っ」
エアコンが効いているはずの車内に、甘い熱で覆われ蒸しっとした空気が流れる。
「……あっ、ん…はっ、も、う…溶けちゃう……っ…」
「溶けて、壊れて…もい、いからっ。泡に、なって…消えないなら…何でもい、い……」
ずっと、俺の側に居て。
どんなひまりでも……
「だ、いすきっ……っ…」
「俺のが、やばいから。ほ、んと……っ…」
好きすぎて、とっくに壊れてる。