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イケメン戦国〜天邪鬼と学園生活〜

第126章 『星屑の夜景screen』※R18




そして、



「ひまり……」



宝物みたいに私の名前を囁く。

それだけでドキドキして
……早まる鼓動。


「俺にもっと、背伸び……させて……」


家康は吐息のような声でそう囁き、
私の耳元を擽る。

スラリとした指で顎を撫で上げ、
額にそっとキスを落とした。


エンジンが鳴り響く中、
絡み合う視線。

一瞬だけ沈黙が流れ……

不安と熱が入り混じった胸は落ち着かなくて、思わず困ったように眉を下げて、見上げると。



「そんな顔しても、だめ」



寧ろ逆効果と言われ。

柔らかい声とは裏腹に、家康の欲情の目は上から降り注ぐように、私を射抜く。


その視線だけでゾクゾクして。



「ひまりが欲しくて、もう限界」



その声に私は堪らなく身を震わす。

家康はスッと目を細めると、頭の先からヒールの先に粘りつくような視線を流し……
白いパンプスをそっと脱がした……。


片手で私の後頭部を支え……
もう片方の手で素早く座席下にあるレバーを引き、一気にシートを倒す。


「……っ…!んっ…」


突然の浮遊感に驚いて短い悲鳴を上げようとした時。

その声ごと唇が奪われ……


フラットになったシート。

家康は後頭部に回した手で、
くしゃりと髪に指を食い込ませ……

そっと私の身体をクッションの上に。

最初は優しかったキスが、角度を変える内に生暖かい舌が歯列をなぞり……私が受け入れるようにうっすらと口を開くと、絡まるようにお互いの熱が激しさを増して……



「……んっ。…だ、め…っ!///」



まだ頭の隅で、車の中ですることに少なからず抵抗がある私は、内股からスカート中に忍び込んできた手を軽く押し返し、身をよじる。



「お仕置きしないと、またすぐ迷子になるから」


「や…ぁっ……も、し誰かに見られたら…」


「大丈夫、外からは見えないから。それに絶対誰にも見せない。ひまりが乱れる姿を見れるのは……」



俺だけ。

俺以外、許さない。


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