第108章 『貴方は私のbodyguard???』後編
遠ざかる雷。
恨めしい気持ちでひまりの頬を撫でると、その手に擦り寄ってくる。
「……家康だけだもん」
家康じゃなかったら、こんなことしない。
(それ、反則……っ///)
トロンと眠たそうな声。
男とは全然違う柔らかい肌。
横に寝かせて布団を被せ……
そっと離れると……
ぎゅっ。
立ち上がった瞬間。
俺に落ちた、今日一番の雷。
「……こ、こにいて」
糸より細い理性でベッドに入り、腕枕をするとひまりは胸に擦り寄って、足を絡ませた。
完全に俺を縫いぐるみかなんかと
……勘違いしてる。
「……すぅ……ぅ……も、っと…」
(寝言でも、イジメてくるし…っ///)
「……んっ……そ、こ…」
(うっ……///)
「だ、…め……へ、んになっ…ちゃ…」
(な、何の夢見て……っ///)
「…い、え……やす……」
ガバッ!!
睡眠不足で血走る目。
この後、俺は欲望に耐えきれず……
軽いお仕置きを妄想の世界でした後、
リビングに戻って朝を迎えた。