第108章 『貴方は私のbodyguard???』後編
ーー昼間は通常営業。
誰?そんなこと、言ったの。
ーー家康は私のボディガードでしょ?なら、意地悪しないでよ……っ。
ーーそれ、夜限定。
ほんと、あの台詞取り消したい。
「……一緒にいて」
リビングに走る稲妻。
襲い掛かるような雨。
耳をつんさぐような雷鳴。
「きゃあーーっ!」
全身を駆け上る熱。
襲い掛かろうとする本能。
激しく鼓動を打つ心臓。
「……今夜は側にいて欲しいの」
最終日なら間違いなく
ボディガードなんて放棄。
まだ、二日目の夜。
選択肢はない。
ただ、耐えるしかない。
この
「……家康だけだもん」
可愛さ増量中のお姫様に。