第87章 『年頃の男の子妄想夢』家康様side※R18
くちゅ……
まずは、強張った身体の力を抜かせる為。目の前にある柔らかい唇をやんわか食んでいく。
唾液一滴零さないように、
時折、角度を変え口端もペロリと舐める。
最初は掴まれていない方の手で、必死に俺の肩をトントン叩き、抵抗してたみたいだけど…
くちゅ、ちゅぅ……。
(甘過ぎて。……止まんない)
無理矢理こじ開けて、
生暖かい舌に吸い付いたり、
絡みながら深く差し込んでいけば、
「……はぁ、…っ」
ひまりの溢れ出す吐息が、
徐々に甘さを増していく。
「可愛い。必死に舌絡ませて……」
一旦、食むのを中断すると……
力が抜けたひまりはトロンとした表情を浮かべ、俺の胸に身体を預けてくる。
(キスだけでこんなに甘えて)
とことん、甘やかしてあげたくなる。
でも、まだ駄目。
いっぱい意地悪して、
おねだりしてくるひまりが…
見たくて、溜まらないから。
自分の理性が切れる前にね。
拘束していた腕を解き…
シュルッ…
大人しくなったひまり。
腰紐を呆気なく解かれても…
くるりと後ろに向けられても…
ロッカーにもたれ掛かり、
俺のされるがまま。
「わかる?この背中の曲線に、男がどれだけ唆られるか…」
肌にへばり付いた上衣を、
焦らすように
肩からゆっくり下ろしていき…
「ヤラシイこと、いっぱい考えてんの」
ちゃんと、わかってんの?
見え始めた素肌。
そこに唇を寄せ、
上から順に口付けを落としていく。
首筋、鎖骨、肩……
肩甲骨……
ピクンッ。
「あ、っ……」
(……やばい。俺のが我慢。出来なくなりそう)
自分でヤラシイ脱がせ方して、
興奮するとか……どんだけガキなの。
「家康……だめだよ……っ」
どの口が言ってんの。
キャミソール姿になったひまり。
ふるふると肩を震わせ、必死に下着が見えないように下に引っ張ってるけど…
「……こっち向いて」
そう囁き、再び正面に向かせると…
予想通り、ブラが丸見えなってるし。