第87章 『年頃の男の子妄想夢』家康様side※R18
間髪入れず、
ロッカー前にいたひまりを
後ろから抱き締め…
袴の紐を結を引き解き…
ストンッ……
床に落とした。
「ちょ!な、何の冗談っ///」
バッと腕から抜け出し、
ロッカーに背中を預け、
俺の正面に向き直るひまり。
流石に鈍感でも身の危険を感じたみたいで、両腕で必死に自分の上半身を守り、俺を見上げた。
水を含み、肌にしっとりと吸い付いた、薄白い上衣。
両腕を寄せているせいか、
隠しても、隠しきれない
豊満な胸の谷間は、キャミソールの下から、更にくっきりと透け……
(余計に煽ってどうすんの)
けど、まだ腰紐を解いていないから…
長さが太腿ぐらいある上衣は、肌けることなく丈の短い浴衣を、着ているように見える。
ひまりが
床に落ちた袴を拾おうと手を伸ばす。
けど、そんなの俺は許してあげない。
ちょっとでも力を入れたら、
折れてしまいそうな手首を掴み…
もう片方の手で後頭部を掴み、
ドンッ!
ひまりの頭が痛くないように、
自分の手を下敷きにして、
ロッカーに押し付けた。
「い、えやす……」
片手を拘束され、ますます警戒心を募らせたひまりは、弱々しく俺の名前を呼び…
何でこんなことするの?
瞳がそう訴える。
「ひまりが、他の奴に…そんな姿晒すから」
例え、
まだ自分の彼女になってなくても…
俺は嫉妬で狂いそうになる。
「だから、教えてあげる」
年頃の男が、何を想像するか。