第87章 『年頃の男の子妄想夢』家康様side※R18
わかってる。
ひまりがドジなのは。
だから、
熱中症対策に顧問に
水撒き頼まれてホースを
片手に、矢道濡らしてて…
手元狂ったんでしょ?
(だからって、胸元濡らさなくても)
案の定…
射場からその光景を見ていた、
男達は…
「ラッキ〜!姫の透けた肌とか、やべぇ」
「イイもん見せて貰ったなぁ」
「見たか!童顔に豊満とか!最高だろ」
どうしてくれんの?
俺以外に見せた罰……
受けて貰うよ。
俺はスッとその場を立ち上がり、
女子更衣室へと向かう。
どうせ、カギ掛けんのも
忘れて……。
ほらね。
カチャリ……
すんなり回るドアノブ。
キィーッ……。
音を鳴らさないように、
気をつけて。
パタンッ、ガチャリー……。
「い、家康!?」
「着替えるの。…手伝ってあげる」
シュルッ……。