第86章 『年頃の男の子妄想夢』三成様side※R18
静かな更衣室。
男子が使用している為、
お世辞にも綺麗とは言えません。
しかし、
普段よりも若干、
清潔感がある気がするのは……
ひまり先輩が
いるからでしょうか?
「み、つなり君……?」
「先輩、早く脱いで洗わなければ、シミになりますよ?」
微かに瞳に浮かんだ警戒心。
それを解かせる為、
少しも下心がないような顔をして、
私は先輩の濡れた上衣に手を掛け……
「ちょっと待って///自分で脱ぐからっ///」
「下に、キャミソール着てるから大丈夫ですよ?」
「そ、そう言う問題じゃなくてね!」
まるで子供を嗜むような言い方。
悲しいですね。
やはり、年下扱いは
変わらないみたいです。
(そろそろ自覚して頂かないと)
私はじりじりと寄りながら、
先輩を壁際まで追い込み……
腰元の紐に手を掛け、
耳元に口を寄せ……
「……大人しくして下さい。でないと、胴着が無残な姿になる」
「え……無残……?きゃあ///」
先輩の気が緩んだ隙に、ソレを解く。
すると、
はらりと胸元がはだけ、
白いキャミソールがはっきりと現れ…
(肩紐がまた…唆りますね…)
少しずり下がっている所がまた良い。
「三成君……いつもと…違う」
どうしたの?
明らかに本格的に怯えだすのを見て、
私は頭に口づけし……
「お節介でしたか?お茶を溢してしまった責任をと思い、必死で……」
「責任なんて!ちょっと濡れただけ出し、気にしないでね!」
「しかし、それでは私の気持ちが収まりません。キャミソールまで濡らしてしまい……今すぐ汚れ取りますから」
私は先輩が暴れる前に、両手を拘束し壁に押し付ける。