第85章 『年頃の男の子妄想夢』政宗様side※R18
思いがけない展開に、逆上せそうな頭を一気に冷やしていると……。
パタンッ……。
誰かがシャワー室に入る音が聞こえた。
俺はひまりを後ろ向きにして抱き寄せ、
磨りガラスから見えないようにする。
(ますます、やばいな……)
更衣室の密室シャワー。
密着した身体。
濡れた俺の胴着は、
水も柔らかい肌も吸い付く。
袴の下から、いきり勃つモノ。
俺の理性なんてもんは、限界にきていた。
耳を赤くし、巻きつけたタオルを手で必死に押さえるひまり。
大分混乱してるのか、俯いたままふるふると震え一言も喋らず時間が経つのを、ただ耐えているように見えた。
この状況を利用しない手はない。
好きな女が、
タオル一枚で自分の腕の中にいる。
それだけで、興奮がおさまらねえ。
「ひまり。シャワー浴びに来てたんだろ?ついでに、洗ってやるよ」
ピクリと反応した耳。
ひまりの返事を待つより先に、
俺の手が動く。
ボディソープを少量出し、
タオルを剥ぐと……
「あっ………」
二つの膨らみに、
ソレを塗りつけた。
(柔らけえ……)
ヌルヌルと滑る手。
「政宗……や、めて……」
隣のシャワー室を気にしてるのか、
か細い声を出すひまり。
顔だけ俺に向け、
涙目でふるふると首を振るが、
その表情が余計に
俺の熱を掻き立て……
(煽ってるようにしか、見えねえ)