第85章 『年頃の男の子妄想夢』政宗様side※R18
(三十分後か。確か、女子が使えんのは)
この暑さだ。
女子も流石にシャワーを使いに
更衣室にやってくるだろうしな。
まだ、時間は十分にある。
そう思いながら扉を開け、中に入った。
しかし、その中に……
「え………」
タオルを一枚だけを身に纏った、
ひまりの姿が……
「きゃぁ!///な、何で政宗が///」
「ばか…っ///今は、男子の時間だ」
咄嗟に、背を向ける。
「う、嘘!!暑さでボッーとしてたから、間違えたのかも!ご、ごめんね//////」
俺が後ろ向いている間に、
早く着替えろ。
そう、指示しようとした……。
その時だ。
「あっちーな!!」
「ささっとシャワー浴びて、帰ろうぜ」
更衣室の前から数人の声。
「ど、どうしよう///……!」
ひまりのその声に反応して、更衣室の鍵を掛けようと、手を伸ばすが……
ゆっくりドアノブが回るのを見て、
(くそっ…間に合わねえ!!)
「ンッッッ!///」
「声出すなよ。……見つかる」
扉の隣にある、
シャワー室にひまりを連れ込んだ。
シャワー室つっても、
簡単な区切りと磨りガラスの扉しかない。
外からうっすら、姿は映る。
「ま、政宗………」
「多分、シャワー室に入ってくるからな。我慢しろ」
俺はコックをキュッと回し、
胴着の上から程よい温度の水を浴び……
昇り上がってくる熱を、何とか抑える。
(この状況は、やべえ……)
タオル一枚姿のひまり。
透き通った肌が、
大事な部分以外……露出され……
見ないようにしても、無理だな。
もう、目が離せそうにねえ。