• テキストサイズ

イケメン戦国〜天邪鬼と学園生活〜

第69章 風待ち月(18)




『花ノ天女神社』


時は、戦国……

天邪鬼な神に
愛された天女がいた。


花のように可憐な姿

花のように美しい心


しかし、天女は
禁断を侵し天罰が下る。




『決して叶わぬ恋』




下界の男に溺れ、
天女は花の姿に変えられた。


『一筋の想い』

『一筋の雫』


それが

天女を元の姿に戻す

……唯一の力だった。







時は、江戸……

ある日の春。

仲睦まじき夫婦が寄り添いながら、天邪鬼な神が崇められていた、この神社に訪れた。

鈴を鳴らし、手を取り合う。

そして、

天女が身に付けていた


『羽衣』


を、祀った。


『平和な世』への
感謝の気持ちを込めて。


二人は、顔を見合わせ笑った。




この神社は後に、『花ノ天女神社』と、名付けられ『羽衣』は、真の姿(前世)を映し出すと言い伝えられている。



/ 1793ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp