• テキストサイズ

イケメン戦国〜天邪鬼と学園生活〜

第294章 〜ending〜卒業式〜




卒業式が終わると、
一斉に駆け出した男子生徒多数。


お目当てはなんと……



「玉砕覚悟出来ました!ずっと好きでした!」

「徳川がいるのは分かってる。けど、諦められないんだ!」



ひまり。


あれよと言う間に下級生、同級生の男子生徒に囲まれ、手紙を差し出される。



「へっ!?皆んなっ何の冗談を……」

「やっぱ自覚なし子だったか。お前を想ってる男子、うじゃうじゃいたぞ」



政宗はやれやれと言うように肩をすくめる。



「徳川がいない今がチャンスなんだ!」


「手紙を受け取ってくれるだけでも、構いませんっ!」


「ちょ!ちょっと待って!そんないっぺんに言われてもっ!」



今まで散々家康が邪魔をしてきたせいで、モテ期と言う言葉を知らずに過ごしてきたひまり。今、家康が不在の中、モテ期到来してあたふためく。

以前、手紙ぐらい受け取ればいいのにと家康に言った手前、どう対応していいのか全く見当がつかない。



「あちゃー。卒業式を狙ってきたか」

「ゆ、ゆっちゃん!ど、どうしたら良いのっ!?」


(このままだと、ひまり。一人ずつ丁寧に断りそうね……)



それだと写真を撮る時間がなくなると踏んだ弓乃は、はいはい順番ねーと、まるで芸能人のマネージャー気取り。



「これは、家康が来た時。見ものだな」


「きっと驚かれるでしょうね。……それにしてもう、そろそろですかね?」




それを見ていた光秀は喉奥を鳴らして、三成と共にある二人が到着するのを待っていた。




/ 1793ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp