• テキストサイズ

イケメン戦国〜天邪鬼と学園生活〜

第63章 風待ち月(12)




ザァッー……。

突然降り出した雨が
容赦なく降り注ぐ。


私の体温を奪い始め……。
ガタガタと身体が震え出す。



「も、どら…なきゃ……っ」



真っ暗な山奥。
頼りない小さな懐中電灯の明かり。
今はそれを頼りにするしなかなかった。


挫いた足を引きずりながら、


(やっぱり登るしか方法が……)


滑り落ちてきた斜面を見上げ、私は石に手足をかける。片足を庇い、雨で滑らないように注意して登り始めた。


/ 1793ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp