第244章 天邪鬼の愛〜中紅花〜(31)時が繋がるルージュ編※R18
コンコンッ。
「ひまり?体調、大丈夫?」
ガチャガチャとドアノブが回り、すぐ扉を挟んだ向こうに副部長と三成くんの声。
「ンンッ……ンッ……」
「声、聴こえても良いの?」
(副部長…心配してくれてるのに……)
いつもより掠れた声。
その声に耳にぞくぞくと甘く痺れて……
クイッ。
(あっ……ブラ着けてな…)
ベアトップのドレスを少し下げられただけで、露わになった胸。
「早く食べたいから。……我慢して」
必死に私は口元を押さえ込む。
「鍵がかかってるわね。もしかして、寝てるのかしら?」
「家康先輩のお姿も何処にもない所を考えると…………きっと、大丈夫ですよ。時先輩、暫くスタジオで待機していましょう」
二人が去ると……
「ねえ。……これ破っていい?こんなに濡れてたら……」
撮影には使えないよね?
30デニールのストッキングに大きな電線が入り、癖のないサラサラのかみが胸を擽り……
「やあぁ、…っん」
「凄い敏感だし……」
ピンと硬くなった先端にキスされただけで甘い痺れがせり上がって、口に含まれた瞬間、自分でも信じられない声が漏れだす。
それだけで弾けそうになって、
ドンッ!火照り尽くした背中。
そこに扉の冷たい感触が広がった
その後、また……
コンコンッ、コンコンッ……。
頭に響く振動。
「ひまり?さっき、寝てるって聞いたけど。起きてる?まだ具合悪い?」
「あ…ッ、……」
不意にショーツの上から指で敏感な部分を擦られ、我慢していた声が呆気なく出てしまう。