第237章 天邪鬼の愛〜中紅花〜(24)時が繋がるルージュ編※R15
赤いブラを纏うカラダと、恥ずかしながら頬を染める姿を視線で堪能した後、左胸のほうを少しだけ横にずらす。
赤いシルシ。
夏休み中、ずっと首筋につけたヒント。今はそれが……俺の独占欲のシルシに変わっている。
(前に抱いた時から、大分薄くなってる)
そこに薄っすら色づいたシルシ。
俺は唇を寄せ、いつもより強めに吸い付くと……
「っ……」
ひまりは片目をつむり、
人差し指を噛む。
「ちょっとだけ、我慢して……」
そう一言だけ言ってもう一度唇を寄せ、華奢な腰元に回していた腕に力を込めて……想いも込める。
誰にも見せたくない。
誰にも見られたくない。
誰にも渡したくない。
誰にも奪われたくない。
俺が一番欲しい「心」にシルシを上書き。真紅のように赤い花びらを散らし終わるのと同時にプチンッ……素早くフォックを外して、出来た隙間から左手を忍ばせる。
「もうっ……見るだけって…」
ベットに沈んだひまり。
「嘘つき」赤く潤んだ瞳でそう言われても、俺の手は全く止まる気配なんてない。
重みを感じる豊満な胸。
柔らかくて、弾力性もあって揉み心地が良くて、触れると手のひらに吸い付いてくる。
俺の手はその感触に夢中。
「柔らかいから、ずっと触ってたくなる……」
「あっ…ん、っ、…だめっっ…」
ぷるぷると揺れる胸。悪戯に円を描きながら形を変えて、両胸を揉みしだくとひまりはぎゅっと目を閉じて、小さくいやいやと頭を振り、肩をピクンと跳ねさせる。
(全然、嫌がってないし……)
俺は両手の人差し指で、芯を持ち始めたピンク色の先端を摘んで、きゅっと捻り、強弱をつけて弄りながら……
「気持ちいい?……こうされるの好きだよね?」
「やぁっ…!あっ…!…っんん……っ」
「ほら、そんな大きい声出したら……外まで聞こえるよ」
わざと意識させるような言葉で煽ると、ひまりは目を閉じたまま両手で口元を押さえ、もどかしいのか自分の足を内股にしてもじもじと擦り合わせた。
(結局、俺のが煽られてるしっ……)
自分の愛撫に、
だんだん蕩けていく姿が可愛くて……
華奢な腰元と背中に回してグイッと抱き起こすと……唇を奪い、強引にこじ開け舌をねじ込む。