第237章 天邪鬼の愛〜中紅花〜(24)時が繋がるルージュ編※R15
ちゅくっ。
「んんっ……」
最近は逃げずに一生懸命舌を絡ませて、俺の動きに合わせ応えるひまり。ぷるぷるした唇の端から唾液を零して、角度を変える合間に吐息も漏らす表情に唆られ……
(持ってないから、途中で止めないと俺がマズイかも……)
自室と学生鞄には常備してある、秀吉先輩からの贈り物。
予想外の展開にそれだけ戸惑う。
俺はキスをしながら膝の上に向かい合わせでひまりを座らせ、ズボンの上からでもわかるほどに主張して勃起している股間を密着させながら……
ブラのストラップを肩から外して、蕾のようにツンと膨らんで上向いた、先端に舌を伸ばす。
「い、えや……す。…かたい…のあたっ…て……」
「こんなにココ…ぷっくり勃たせて……可愛いひまりが悪い」
ピンク色の先端を舌先で弾くたびにひまりの口から小さく喘ぎ声が漏れる。真っ赤になって息をはぁ、っ、はぁっ、と乱すその姿に俺の欲望は止まらなくなり、もっと感じさせたくなる。
ちゅぅうっ。
「…ひぁっ、……、んんっ!…ん、ぁ、あんっ!そ、んなに吸っちゃ…ん…!」
刺激に体の跳ねも大きくなり、俺はその官能な姿にごくりと喉を鳴らす。
どっかで止めないと。
その意思を片隅のどっかに置きながら、膝の上で身動きが取れずに胸を反らして、俺にもっと舐めてくださいって言ってるような体勢になり、可愛く悶えるひまりを見る度に……
「んっ、んっ……はぁっ、…ん」
「こっちも……赤い下着なの?」
「え……あっ……そ、っちはだめっ!」
理性のストッパーが外れだす。
突き出された先端を遠慮なく舐めあげて、舌で先っちょだけちろちろ弾き、時折かりっ、と歯を立てて、吸い付きながら手をある場所へと忍ばせた……
今からって時に……
ピンポーン。
鬼が俺の邪魔……
じゃなくて、本能を止めにやってきた。