• テキストサイズ

イケメン戦国〜天邪鬼と学園生活〜

第212章 『意地悪なangel』




「良かったぁ〜!家康があんまり、歴史を厳しく教えるから、そんなに私の成績が危ないのかなって、不安になってたんだぁ〜」


「そんなに凄かったんですか?」


「うん!凄いよ!勉強スイッチ入った、アッチの家康は、鬼みたいにスパルタでね!でもね、伊達メガネ付けて欲しいって、頼んだら付けてくれて……」



それが、格好良くて///


ひまりはポッと頬を赤く染め、その姿だったからこそ苦手な歴史も辛くなかったと、話す。


「怒りながらでも、ちゃんと教えてくれたから。三学期は、優しくお、し、え、て、ね?」


チョンと家康の頬を突き、
妖しげに一瞬、笑う。



(完全にあ、そばれた……)



確かに赤点を取らせまいと、今回、いつも以上に厳しく勉強をみたのは間違いない。魂が抜けたように唖然とし、凄まじい雷が家康の頭上を突き抜けた時。




カツカツ。



「お前ら何をやっている」

「「明智先生」」



次に現れたのは、
白衣に身を包んだ光秀。



「クッ。一体、何があったんだ?家康が、石のように固まっているぞ」


「それが、家康先輩の話によりますと……」


三成からこっそり事情を聞き、
バトン交代。


「明智先生?」


「いつも通りに見えるが……」



確かに、少し顔色が悪いな。
光秀は、ひまりの顔の輪郭をなぞり、家康とは反対側の隣に座る。



「リラックス効果が必要だな」



長い脚を組み、喉の奥を鳴らした。




/ 1793ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp