第192章 〜おまけエピソード(3)〜※R18
時間をかけ、ゆっくりと頭からニットをパサリと脱いだひまり。
透き通る白い肌は、
ほんのりピンク色に染まり……
目を奪うほど、綺麗。
(早く触りたいけど……)
俺はただ、欲望任せに動こうとする腕を手で押さえ、指が食い込むぐらい握り潰す。
何故か、この瞬間を
何故か、この姿を
絶対に、忘れるわけにはいかない。
そんな、衝動に駆られる。
まだ愛らしく、
あどけなさが残る中……
咲き始めた花が、
満開に近づき咲き乱れるように。
最近、グッと急に綺麗になったひまり。
恥ずかしがり屋のひまりが、自分で脱ぐと言った意思を汲み取り、見つめる……瞬き一つ落とさないように。
この瞬間のひまりを、
目に焼き付け、記憶に刻み込む。
両手が背中に回り……
微かに、震えた指先。
ホックがプチンッと音を立てて、外れ
……俯き加減で目線を肩に向けたひまりと一瞬、目が合った瞬間……
「あ、んまり見ないで……」
涙目で懇願する表情と、
しおらしい声。
肩からスルッと
ストラップが下りるのと同時に……
腕は自然と背中に伸びていた。