第192章 〜おまけエピソード(3)〜※R18
ソファからベットに移動して、
真ん中辺りに横抱きしていてひまりを、そっと降ろす。
俺がベルトを緩めながら、ベットの下から手探りで箱の中から避妊具を取り出すと、見たらいけない物を見たように、パッと顔を赤面してひまりは横を向く。
(どっちかって言うと、俺のが恥ずかしいんだけど)
ってかコレ。秀吉先輩が長年の片思いが成就した「祝い」とか世話を焼いて無理矢理、押し付けていった物。
自分で用意するつもりで、要らないって何度も断ってんのに……テスト勉強で買いに行く暇ないだろう?とか言って、最終的に部屋まで上り込んで置いてく始末。
どうせひまりは「秀吉先輩はそんなの置いてったりしないもん!」とか、言って……信じないだろうけど。
前に卑猥な本。
ベットの下で見つかって、完全に俺のだと勘違いされたまま。
(あの後、昂ぶる自分を抑えるの大変だったし)
けど、今は……
まだズボンを履いたまま、
横を向いたひまりの頬に触れ……
「ひまり。……腕あげて」
ニットに手を滑らす。
ショーツを穿いてないのが落ち着かないのか、ギュッと裾を引っ張って、恥ずかしそうに俯く……今の格好も正直、かなり唆る。
脱がすのは勿体無い気もするけど、肌を重ねたい気持ちの方が勝り……
裾に手をかけると、
それを、ひまりの手がやんわり制止。
「今日は…自分で、脱ぐ…か、ら///」
そう、言ってくるりと後ろを向き……
深呼吸したのか、
肩を一度、大きく揺らすと……
交差した手で、裾を掴み……
ゆっくりとした手つきで、
ニットをスルスルと脱ぎ始める。
(ゴクッ……)
少しずつ肌が見え……
焦らされているような感覚に、
静かに、唾液を呑んだ。