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イケメン戦国〜天邪鬼と学園生活〜

第192章 〜おまけエピソード(3)〜※R18




「意地悪」決して声には出してないけど、涙目で唇を噛んで見つめられれば、言われなくてもそう言ってるのがわかる。


(そんな格好して、部屋に来て、触るなって方がずっと意地悪だし)


もじもじ動いてる内に、余計に淫らな姿になったひまり。

片方の肩から半分以上ニットはずり落ち、俺の手が入らないように裾を引っ張ってるから、襟元から豊満なふくらみの谷間がチラついて……


(普通に見えてるんだけど)


純白のレースが俺の視線を奪う。


「な、ならっ///久々にアルバムみたい!」

「だめ。アルバム。リビングだし」

「うっ///なら、下に行って取ってくるから!」

「無理。離したくないから」


俺は間髪入れずに、全部却下。
それに対して口をもごもごして、押し黙るひまり。


片思い中。
あの時こそ、触れるのを我慢する必要があったのに。今思えば、かなり強引で強気だったし。

なのに今は、違う意味で必死。
触れてもいいと、許可が欲しい……


「ひまり。何したいの」


疑問文じゃなくて、
俺の意思も込めてそう聞く。

さっきのキスで濡れた唇。
出来れば、この口から言わせたい。


(俺をハジメテ、求める言葉を……)


空港で泣き腫らした瞳は、今度は違う理由で赤みを帯び、俺を見る。

それだけで、
心臓は早鐘を打ち……

身体が密着した部分に、一気に熱が回る。


「えっと……///私のしたいことは…さ、っき…して貰った…から///」」


観念したみたいに、口を開き。
所々、間を区切って話すひまり。


「だから…次は……///」


両手を顎の前でくっ付けて、視線を泳がしながら、ピンク色の頬に赤みが加わって……少しだけ袖から覗く指にキラリと光る三つ葉。

恥ずかしさが、極限まできたのか。

ぎゅっと瞼を閉じて。
口を固く結ぶのを見て……


俺は、体を引き寄せる。


「……だから、次は?」


じっくり見たいけど、多分見てるといつまでも言って貰えそうにない。


頬同士をくっ付ければ、
首元に腕が回る。



「い、えや…すの…したいこと…」


……シテ。



甘い囁き声は、

何とか繋がってた
糸より細い理性を……


ぷっつりと切った。





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