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イケメン戦国〜天邪鬼と学園生活〜

第192章 〜おまけエピソード(3)〜※R18




二人で階段を登り、扉を開ける。
中に入って、真っ先に
部屋のカーテンを閉めて……

光を遮断。


昼間の今。
真っ暗ではないけど、薄暗い。


「……電気どうする?」


俺が振り返り尋ねれば、


「恥ずかしいから。……このままが良い」


ひまりは扉の前で、
キュッとワンピースを下の方を掴む。


「……見せて」


そう言えば、ゆっくり俺の前まで歩いてきて、足を止める。


「……凄い緊張する」


「ほら、ちゃんと見てあげるから」


そう言えば、「うん」と短い返事をして軽い深呼吸。そして、決心したように脚と腕を動かして……


「ど、……うかな?」


俺の方に目を向ける。


「……普通に、綺麗だけど。でも……」


暫く、食い入るように見た後。

触るよ?そう耳元で確認すれば、ピクンッと跳ねる細い肩。

ニットがずり下がり、覗く白い肌は……


「やっぱり、だめ?」


俺を誘う。



けど。ここは、
グッとグッとひたすら我慢。


ーー型、久々に見てくれる?最近、また崩れてる気がして。


それ聞いた瞬間。

違う意味で、
心臓止まるかと思った。


やっと息が出来たと思ったら、出たのは心の底から湧き出た盛大な溜息。


(このお姫様が、最強に意地悪なのを忘れてた)


俺じゃなかったら、
完全に無視されて襲われてるし。
ってか。彼氏になっても、振り回されて耐えてる自分を本気で褒めたい。


それもこれも……
ひまりは、


「最近の練習で、弓の強さ変えたのが原因。あの重量はひまりには、合ってない」


背後に回り手を添えて、軸を直す。


「え?知ってたの?」

「右肘少し下がってたからね。……自分で気づいて感じないと、ひまりは自覚しないでしょ?」


部活中でも、俺の視線を簡単に奪うぐらい夢中にさせる存在だから、仕方ない。



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