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イケメン戦国〜天邪鬼と学園生活〜

第189章 〜後日談〜Halloweenイタズラ〜あとがき




パレード終了後。
着替えも終え、六人は入り口で集合。

思い思いの一日を過ごして、
足取りも軽かった。

ライトアップした遊園地に背を引かれないように「また、来よう」「次は、違う場所で」そんな約束を交わしながら、笑い合う。


「本当のハロウィンは、どんな仮装しようか?」

「ん〜〜悩むね!でも、楽しみ!」

「良いわね。私なんか、その頃は大変よ。家で缶詰状態」


弓乃とひまりは、ハッとして副部長に謝る。それなら、家にイタズラしに押しかけようかと計画したり、逆にお菓子をいっぱい持って届けに行く、計画を立てる後ろで……


「夕飯、まだ食べてない」

「お前……。今まで何してたんだ?」

「食べ損ねてしまったのですか?」


呆れたように笑う政宗。
ニコニコと笑う三成。

二人の台詞は、家康の触れてはいけない部分に、簡単に触れてしまった。


「珍しい!三人が肩組んでる!」

「ふふっ。仲良しだもん!!」

「そう?私には徳川くんがキレてるように、見えるけどね」


駅に辿り着いた六人。


「え!?政宗が送ってくれるの?明日、雨降るとかじゃないよね!?」

「騒いでねぇで、早く乗れ」


政宗がヘルメットを投げると、弓乃は俯いて嬉しそうに笑い頭に被る。


「私も時先輩を送り届けて、来ます」

「い、良いわよ!だって、反対方向でもう、時間も遅いし……」


遅いから尚更です。三成が有無も言わさないような微笑みを浮かべると、副部長は「なら、宜しくね」と微笑み返す。


「ゆっちゃん!副部長!」


別れる寸前、
ひまりは二人の名前を呼ぶ。

弓乃はバイクに跨りながら、頭上で。
副部長は照れ臭そうに、下の方で。

ひまりは家康の腕に自分の腕を絡ませながら、顔の横で。


女の子合図。



『Smile&Peace』




〜Halloweenイタズラ〜(完??)
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