第188章 〜後日談〜Halloweenイタズラ〜姫主様×家康様
ゆったりとしたクラッシックの音楽。それと一緒に、激しく漏れる嬌声が部屋中に、響き合う。
「あ、っあ、あ、…ぁんっ」
ピチャ、……ジュルッ…
「ンッ……。どんどん溢れて……どっちが、…良いの?」
家康は顔を上げて……舌先で蕾をグリグリ回したり。愛液を絡めながら、蜜壺の周りをゆっくり舐める。
「あぁっ、…ひゃ…ぁん!そ、こ……だめ…ぇっ」
私の声や表情、動きで判断して、執念に愛撫を繰り返され……
「……こっち、みたいだね」
ぷくっと突起した蕾のほうを集中して、舌を動かしはじめた。
ちゅる、ぢゅるっ……
「甘過ぎて、やばい……」
家康は、溢れ出す愛液を啜り上げる。
「あぁっ、アッ…い、えや…はぁっ、ん…ぁあっ、ぁ…も、う…」
ガクガク痙攣する脚。
思わず逃げたくなるぐらい、駆け足で登りつめてくる快感。
(はぁ…っ。熱くて、ウズウズする…)
腕が使えないから、腰だけでもどうにか引こうと身体を一生懸命に、捩る。
「だめ…ぇ!やぁっ……ん!」
痺れたような刺激に全身に力が入り、爪先がピンと張り、ビクビクッして呼吸が乱れて……ぎゅっと、唇を噛んだ時。
強く吸われて……
「あぁ、ぁぁっあっ!!」
一瞬、意識が飛ぶような刺激。
弾かれたような強い高み。
私はそのまだ知らない快感に……悲鳴に似た甲高い声を上げ、大きく弓なりに背中を反った。
「はぁ……はっ……」
その後に襲ってきたのは、表現の仕方が分からない脱力感。呼吸をしてるのかしてないのか……もう自分でも、乱れ過ぎて分からない。
家康は直前で愛撫を止め、手首を結んでいたリボンを解く。
「一応……。痛くないように、結んだけど」
大丈夫?心配そうに、グッタリとソファに凭れる私に尋ねて……人形のように、静かにコクリと頷けば、
結んであった箇所に、優しく口づけ。
それよりも今は、まだ残る疼きで頭だけじゃなくて、体までおかしくなりそうで……
(が、まん…できな、い……)
膝を無意識に擦り合わせて、家康に向かって両手を広げ、甘えた声で名前を呼ぶ。
ビリビリとした甘い痺れ、膨らんだ蕾が痙攣して、中はヒクつく。私の瞳から、色んな意味で涙がぽろぽろ頬を伝う。