• テキストサイズ

恋愛診察2

第7章 10月


そう言って、初めて皆の前であおさんにキスをした。
堂々と、こんな形で・・・。

「あーあ。葵ちゃん大丈夫?」
「ニノ、いつの間に大人になったの?」
「ふふっ」

俺だって恥ずかしいですよ!
でも、あおさんは私の魔女なの。

私の心をおかしくさせる魔法しか、使えないけどね。

「あおー」
「日向ー」

この顔は、きっと俺の気持ちに気づいてないでしょ。
ヴァンパイア(俺)は・・・あおさんの血(心)しかいらないのよ?

「あおさんは俺のものですよ」
「いいな~奥さん」
「俺もそろそろ誰かと・・・」










いつの間にか、人生の話になっていた。
ハロウィンパーティーなんて、三十にもなればこんなものですよ。

でも、これでいい。


「早いとこ彼女見つけなきゃ」
「出会いがないよー」
「自己紹介少なくていいでしょーが」


アイドルって、大変なようで楽なんですよ。


/ 135ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp