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恋愛診察2

第1章 4月


「あ、あおさん」
「はい?」
「頭に桜が」

あおさんの頭にふんわりと乗っかる桜。

手で取り道に捨てると
あおさんの顔が赤かった。

すぐに赤くなるんだから。
困った奥さんですよ。



そんなかわいい顔しないでよ。
襲いたくなっちゃうでしょ?和也君。




周りをチラッと見て、近くに人がいないのを確認してから





「あおさん」
「はい?・・・っ!」



キスをした。

音をたててみたりして・・・。




「和也君」
「なあに?」
「桜・・・綺麗ですね」

ゆでダコみたいに赤くなって、
かつ嬉しそうなあおさん。





「貴女の方が綺麗ですよ」

ちょっと驚いたあおさんが、私に仕返しをしてきた。

「いくら桜でも和也君には敵いません」

ってね。

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