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恋愛診察2

第4章 7月


やっぱり、そう簡単なお方ではないですよね。


でも、かっこいいです。
嵐さんのためにってことでしょ?
すごいですよ。


和也君が書いてくれないなら、私が書きましょう。

紙を一枚取って
『和也君とずっとずっと一緒にいられますように 葵』

よし。できた!


マジックの蓋をして、笹に飾ろうとした時
和也君にその手を止められた。



「なに?それ」
「え?」



なんで、そんな怒った目をしてるんです?



よくわからなくてオロオロしていると
和也君が私を掴んだ手に力を入れる。


「和也君?」
「そんなこと、書かないといけないわけ?」
「はい?」

今一意味がわからない私に、和也君が大きなため息をした。


それから、いつものように和也君は私を好きにさせる。


だーかーらーと言う和也君の目は和也君の目だ。







「お願いしないといられないとでも?
いるに決まってるでしょ?こんなに貴女が・・・
好きなんですよ?」













どうして

未だにこんなことになるんだ。

そんな台詞反則ですよ。




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